パイプスモーキング
ホームズが好きでパイプを始めました
シャーロック・ホームズのトレードマークといえばパイプです。実際に半分以上のホームズ作品でパイプが言及されています。パイプを吸ってリラックスすることで事件解決の思考の手助けになったりするので、ホームズにとってパイプは欠かせないものです。
僕も 2018 年からパイプスモーキングを始めてみました。パイプはシガレット(通常のタバコ)と違って口腔喫煙なので、肺まで煙を吸いません。体への負担が少ないことを知ったのもパイプを始めた動機の一つです。以前はシガレットでさえ吸ったことがありませんでしたが、ホームズに関連して新しいことに挑戦してみることにしました。
パイプについて知識を増やしていくと、その面白さに気付いていきます。簡単に吸えるシガレットと対照的に、パイプの扱いは手間が掛かりますし、葉っぱを摘める作業が必要だったり、初心者は火が消えやすく難しいです。でも、そういう手間を惜しまず、優雅な時間を楽しむのがパイプの魅力です。
ホームズが好きでパイプを始めた人というのはあまり聞かないので、ホームズとパイプについて情報発信していこうと思います。
パイプについて知るには『パイプ大全』(日本パイプクラブ連盟、未知谷、2009)と『パイプ福音書』(苫米地英人)がオススメです。
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必要な道具
パイプスモーキングに最低限必要なのは、パイプ、パイプタバコ、ライター、タンパー、モールです。
パイプは数千円のものから何十万円もするものまで、さまざまなものがあります。Amazon でも買えますが、僕は eBay で買うことをオススメしています。ヨーロッパのさまざまなパイプが数千円で手に入るからです。
eBay で買ったのウクライナのホームズ型パイプ。2500 円(送料無料)。
ロンドンのシャーロック・ホームズ博物館で買ったメシャム・パイプ。メシャム・パイプとは海泡石という素材でできており、普通はこのパイプのように装飾がほどこされている。
パイプタバコはパイプに詰める葉っぱのことです。缶で売られているものと、プラスチックのパックで売られているものがありますが、僕は缶をコレクションするのが好きなので缶で買うようにしています。50g で 2,000 円弱です。
ホームズ関連で言うと、アイルランドの「ピーターソン」というタバコ会社から、ずばり「Sherlock Holmes」という名前のパイプタバコが販売されています。
調味料用の密閉の瓶に入れておくと保存しやすいです。口が大きいとタバコをつまみ出しやすいです。
ライターは通常の 100 円ライターは難しいと思います。着火の際に火が下向きになるので、ライターを倒して構える必要がありますが、そうすると指に火が当たってやけどしてしまう可能性があるからです。パイプ専用の Zippo やライター、チャッカマンのように火が出る部分が飛び出しているライターが使いやすいでしょう。
左からパイプ専用の Zippo、火が横に出るライター、ターボライター。
タンパーとはパイプに詰めたタバコを調整する道具です。パイプを吸っていると葉が灰になってスカスカになります。そこでタンパーを使って上から押さえることで、続けて燃焼しやすくするのです。また火種の位置を調整するのにもタンパーが使われます。タンパーその他の小道具が一つにまとめられたコンパニオンと呼ばれる道具もあります。
モールはパイプ内部を掃除する棒状のものです。
練習あるのみ
パイプは最初はとても難しいです。タバコの詰め方、着火の方法、空気量の調整、タンパーの使い方など、勉強すべき要素がたくさんあります。YouTube 等でのチュートリアル動画も簡単に見つかりますが、実際にやっても程度が分からず、しばらくはいろいろと試行錯誤を繰り返すことになると思います。僕はコツを掴んだぞと思えるのに半年ぐらい掛かりました。それでもまだ満足できるレベルでは吸えていません。何よりまだおいしいと感じていないのです。それでも「いつか一線を越えるときがある」と信じて継続しています!